F6回避でXPインストール
ちょいと時間に余裕が出来たので、マザー変えただけでHDDガリガリ君のOSを再インストール。
作業前のC:ドライブのHDDの容量は40GB。このHDDは5年ぐらい使ってるはず。MTBF的に危険な香りいっぱいなのでSATA2の500GBに交換。オンボードでRAID構成にできるけど、とりあえず一台で実験。
WindowsXPのCDをHDDにコピーしてSP2適用してインストールCDを作成。で、セットアップ…。HDD認識しないの。BIOSの設定変えてRAIDモードでもSATAモードにしても認識しないの。SATA/RAIDコントローラが認識されない。普通だったらドライバのFDを作成してインストーラ起動中に[F6]キー押してドライバを組み込むのですが、このパソコンにはFDDはありません。なので、頑張ってインストールCDにドライバのインストーラを組み込みます。
マザーはP5VDC-MX R2.0でRAID/SATAコントローラはVIA VT8251ってやつの場合です。OSはWindowsXP Professional、CPUはIntel Core2DuoE6600です。
【備忘録】
1. まず、VIAから最新のドライバをダウンロードしてFDドライバのパッケージを入手。解凍してできるdrvdiskの中身がFDドライバ(以後FDドライバと呼びます)です。
2. WindowsXPのCDをHDDの適当なフォルダにコピーします。必要に応じてSP2あててください。
3. I386\TXTSETUP.SIFを編集します。以下の内容を追加してください。このときファイル終端を破壊しないように、最終行ではなくちょい手前の空白行で作業すると良いです。他のチップセットの場合には、チップID、ドライバ名をoemsetup.txtを参考にして編集しましょう。そのときでも1,,,,,,,4,0,0はこのままで良いようです。
[SourceDisksFiles]
viamraid.sys = 1,,,,,,,4,0,0
[HardwareIdsDatabase]
PCI\VEN_1106&DEV_3349&CC_0104 = “viamraid”
PCI\VEN_1106&DEV_6287&CC_0106 = “viamraid”
PCI\VEN_1106&DEV_0591&CC_0104 = “viamraid”
PCI\VEN_1106&DEV_3249&CC_0104 = “viamraid”
PCI\VEN_1106&DEV_3149&CC_0104 = “viamraid”
PCI\VEN_1106&DEV_3164&CC_0104 = “viamraid”
PCI\VEN_1106&DEV_0581&CC_0104 = “viamraid”
[SCSI.Load]
viamraid = viamraid.sys,4
[SCSI]
viamraid = “VIA V-RAID Controller Series(Windows XP)”
4. FDドライバのdrvdisk\i386\NT5にあるviamraid.sysをI386にコピー。AMDのCPUの場合には適宜読み替えること。
ここまでの作業でインストーラのテキストモードではHDDが認識される様になります。このままだとGUIを起動するためにインストーラがPCを再起動すると、再びHDDを認識しなくなって青い画面になってハングアップしてしまう(コースター1枚目)ので、以下の作業でドライバを自動的に組み込む様にします。
5. $OEM$\$1\DRIVERS ディレクトリを作成します。$OEM$はI386と同じ階層です。MSのドキュメントだとI386の下になっている場合がありますが、誤記です。コマンドだとこんな感じ。この場合、D:\xpsp2_viaraid\が作業フォルダです。
cmd /c md D:\xpsp2_viaraid\$OEM$\$1\DRIVERS
6. 5.で作成したDRIVERSディレクトリに、drvdisk\i386\NT5のなかにあるviamraid.sys、VIAMRAID.INF、viamraid.catをコピーします。viamraid.sysはI386にもDriversにも存在することになります(使われる過程が違うので両方のディレクトリに必要です)。他のドライバのときでも、*.infとそれに付随するドライバ、署名類をコピーすれば良いはず。
7. I386ディレクトリにWINNT.SIFを以下の内容で作成します(無人インストールの設定をしてなければ、新規作成します)。
[Data]
AutoPartition=1
MsDosInitiated=”0″
UnattendedInstall=”Yes”
[Unattended]
UnattendMode=ProvideDefault
OemPreinstall=Yes
OemPnPDriversPath = “DRIVERS”
DriverSigningPolicy = Ignore
[GuiUnattended]
EncryptedAdminPassword=NO
[UserData]
FullName=””
OrgName=””
[Identification]
JoinWorkgroup=WORKGROUP
[Networking]
InstallDefaultComponents=Yes
ここで大事なのは、
[Unattended]
OemPreinstall=Yes
OemPnPDriversPath = “DRIVERS”
DriverSigningPolicy = Ignore
この4行です。これらで $OEM$\$1\DRIVERSにあるドライバ(*.inf)をWindowsに組み込む指示になります。他はパラメータは適宜変えても良いと思います。
8. ブータブルなISOファイルに変換してCD-Rに焼いて完了。
…いろんなサイト見つつやってみましたが、2枚コースターができました。手動でドライバインストールの定義ファイル書くのは難しい(コースター2枚目)ので、WINNT.SIF使う方法がおすすめです。
【参考サイト】
Win2000/XP/Server2003 SP+Hotfix統合InstCDの「OEM Distribution Folders (OEMドライバやマスストレージドライバの統合)について」の項
Windowsインストール時の「F6」を回避する方法
、、、あー疲れた。マザー入れ替えてから日が経ってないので、アクティべーション電話でやりなおし。さらにディスクを追加してRAIDでミラーリングしようか迷うところ。